災害と日本
日本は災害大国として知られていますが、なぜ多いのでしょうか？日本で災害が多い理由について詳細を伝えてまいります。
災害と日本
日本は昔からよりたくさんの自然災害に見舞われてきました。
地震、台風、洪水など、いろんな災害がこの国を襲います。
しかし、日本人はこれらの災害と共存し、独自の知恵や技術を駆使して生活してきました。
防災については他のコンテンツでお伝えするということで、ここではまず日本がなぜ災害が多いのかということをまとめてお伝えいたします。
参考サイト：災害を受けやすい日本の国土 : 防災情報のページ – 内閣府 –
なぜ日本に災害が多いのか
なぜ日本に災害が多いのか。
地震が日本に多い理由
日本に地震が多い理由として、日本列島が太平洋の環太平洋火山帯（リング・オブ・ファイア）と呼ばれる位置しているからです。
環太平洋火山帯は、地球上で発生する地震の約90%、活火山の75%を占めており、地域は南米大陸の南端から中米、北米、ベーリング海峡、日本列島、フィリピン諸島、大スンダ列島、ニューギニア島、メラネシア、ニュージーランドに至るまで連なっており、とても広いエリアを占めています。
この地帯は地震や火山活動が非常に活発なので、日本は地震大国として知られています。
なぜ日本に台風が多いのか
日本が台風が多り理由は、日本列島の位置が台風が発生しやすい場所にあるからです。
台風が発生しやすい時期は夏から秋です。この夏から秋は 太平洋が高気圧が高まり台風が発生しやすくなります。
発生した台風は偏西風の影響を受け北東に進みます。この北東にある位置にあるのが日本列島だからです。
台風の発生についてもう少し詳しくお伝えします。
7月から10月の間は海水の温度が高くなり台風の発生確率も増加します。北半球の熱帯地域で発生した台風は、太平洋高気圧の縁を北西に進み、中緯度に達すると偏西風の影響で北東へと進路を変えて進みます。
台風の詳細については次のブログをご確認ください。
日本が水にまつわる災害が多いのは
日本が水にまつわる災害が多いのは、ひとつには四季がはっきりしている気候だからです、水（雨）についてお伝えすると、夏には多量の雨が降る梅雨や、秋には強力な台風が訪れることが多いためです。
これらの雨に追い打ちをかけるのが日本の独特の地形、
日本は山の多い島国です、山が多いと多く水が河川に流れて急流となっています。
このため、大雨が降るとすぐに河川が氾濫しやすく、洪水のリスクが高まるということです。
また、途中の山間部では大雨により地盤がゆるみ土砂災害のリスクも高くなります。毎年多くの土砂崩れやがけ崩れが発生しているのはこの理由からです。
このような自然の条件や地理的な要因が、日本における災害の多発の背景のひとつとなっています。
内閣府の防災情報
内閣府の防災情報では次のような理由で日本に災害が多いということを伝えています。
我が国は，その位置，地形，地質，気象などの自然的条件から，台風，豪雨，豪雪，洪水，土砂災害，地震，津波，火山噴火などによる災害が発生しやすい国土となっている。
災害を受けやすい日本の国土 : 防災情報のページ – 内閣府 –
世界全体に占める日本の災害発生割合は，マグニチュード６以上の地震回数20.8％，活火山数7.0％，死者数0.4％，災害被害額18.3％など，世界の0.25％の国土面積に比して，非常に高くなっている
しかし、これらの災害は予測や対策が難しく、日本人は長い歴史の中でこれらの災害と向き合い、生活の中での対策や予防を学んできました。
災害が起こった時はどうする
防災についてここでは詳しい説明を避けますが、災害が起こった際の対処法は、その災害の種類や状況によって異なります。
共通して言えることは、まずは自分や家族の安全を確保することが最優先です。地震が発生した際には、頭を守りながら安全な場所に避難することが大切です。
また、台風や大雨の際には、事前に情報をチェックし、必要に応じて避難所への避難を検討することが重要です。
災害が起こった後、生活の中での対策や予防も大切です。
例えば、地震の際には家具の固定や非常用品の備蓄、火の元の確認などが必要です。また、台風や大雨の際には、家の周りの排水溝の掃除や、窓やドアの確認、屋根の修理などの対策が求められます。
災害大国日本で暮らすには
日本での生活は、災害との共存が避けられません。
しかし、先述したように、日本人は長い歴史の中で災害と向き合い、様々な知恵や技術を駆使して生活してきました。災害が起こった際の対処法や、日常生活での予防対策をしっかりと学び、実践することで、安全で快適な生活を送ることができます。
また、近年では地域や自治体が主導して、災害に備えるための訓練やワークショップが行われています。これらの活動に参加することで、災害時の対応や予防対策をより深く学ぶことができます。災害大国日本での生活は、予防と対策、そして地域との連携が鍵となります。
