持続可能な災害対策とは

社会や環境が変化する中で、災害への備えは新たな視点が求められています。持続可能な防災対策は、将来への強靭さ（レジリエンス）を高めます。

持続可能な災害対策とは
持続可能な社会のために防災のためにできることは
1. 強靭さ（レジリエンス）とは
2. 災害に強い街づくり
住み続けられる街へ

持続可能な災害対策とは

持続可能な災害対策とは、災害に強い社会を構築することです。
そもそも自然災害は、人類がコントロールできないも、しかし、災害の被害を軽減するためには、事前の対策が重要となります。
持続可能な防災対策をすすめることで、災害に強い社会を構築し災害による被害を減らし人々の安全と生活を守ることができます。

これはすなわ←い、SDGs（持続可能な開発目標）の下で推進される、災害時における「誰一人取り残さない」社会作りを指すことと同じです。

SDGs｜目標11 住み続けられるまちづくりを

「住み続けられるまち」の答えは男性にとって、女性にとって、トランスジェンダーにとって、子どもにとって、大人にとって、老人にとって、障害者にとって、、

置かれている状況や、背景によっては大きく異なるかも知れません。

国連のUN　WOMAN　日本支部の記事では、災害時における女性が犠牲になるリスクの高さを問題視していることからも、既に起こっている不平等や格差はどこにあるだろうか？という視点もなくてはならないと言えます。
SDGs｜目標11 住み続けられるまちづくりを

逆に、「住み続けられるまち」とするには、気候変動を予測し積極的な防災対策を行うこと。
「住み続けられるまち」と「持続可能な防災対策」は通じるものがあります。

災害に強い街づくりとは？防災への取り組み事例や対策を知ろう【SDGs】

持続可能な社会のために防災のためにできることは

持続可能な社会を目指す防災対策としての災害に強い街づくり。
これには、非常時に対応できる強靭さ（レジリエンス）を身につけたり、飲料水や食料品を備蓄すること、避難用の非常持ち出し袋を準備することが含まれます。

強靭さ（レジリエンス）とは

災害の被害は、次の関係のより決まります。

災害の被害・リスクの大きさ=ハザード×曝露×脆弱性

・危機/ハザード（hazard）：地震や台風、火山などの自然現象そのもののこと

・曝露（exposure）：ハザードが影響する期間・規模・程度など

・脆弱性（vulnerability）ハザードに対する弱さ

SDGsと防災　誰一人取り残さない防災への取り組み｜公益財団法人日本ケアフィット共育機構

例えば、「台風 × 大型 × 河川の治水対策の弱さ」この場合、被害はとても大きくなりまよね。
この場合レジリエンスで大切なのは、自治体により治水対策です。
氾濫する可能性のある河川であれば、河川の堤防を高くする、川底を掃除する、支水の流れをつくるなどが考えられます。

私は横浜市西区に住んでおり、ここには暴れ川がありました。過去横浜駅は浸水しました、行政はこの浸水の教訓から治水対策を行い、現在はレジリエンスを身に着けた地域となります。

このレジエンスを予め行うことが今後大切となります。
また、現在課題となっているのが災害対策が健常者目線であるということです。
今後まマイノリティである障害者へも災害対策が大切となってきます。